フォークソングとの出会い

2019.02.04 Monday 06:26
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    不思議なことに気づいた。

    ウチのお客さんの8割はフォークソングが好きな人だ。
    年齢は60歳台から70歳台の団塊の世代まで。
    「マスターは歳いくつ?」
    『51歳です。』
    「若いねぇ!じゃあ昔の歌は知らないね。」
    なんてよく交わされる会話。
    反論するのも面倒なので
    「(私が若いのは)気にしないで昔の歌、どんどんやってくださいね。」
    と答える。

    私は小学校を卒業して親元を離れて寄宿舎へ。

    テレビ、ラジオ、新聞一切禁止の隔離状態で集団生活をしていた。
    そこでは2年目から許されるサークルがあった。
    1日に30分間だけある自由時間に、
    ピアノを教わるか、ギターでフォークソングを弾き語るか。
    もちろん1年生からできる、卓球、サッカー、ジョギング、バスケットなど運動も選択肢にはあった。
    ピアノは校長に指名された2名だけ。
    私は指名されたが、なぜか断って
    フォークソングの集まりへ。
    先輩たちの見よう見まねで、母から送ってもらったギターで毎日
    拓郎、陽水、かぐや姫、さだまさし、長渕剛、松山千春など
    1970年から当時の80年ころまでごっちゃの
    先輩たちの代々受け継がれているコード譜を書き写し、先輩が歌う歌をそのまま暗記して一緒に歌う、
    ってことを毎日毎日高校2年の夏までやっていた。

    このことについて、私の中では当然のことなんだけど
    あ、実は特殊なことだったんだ、とふと気づいた。

    私が若い頃は「フォーク酒場」的な場所はなかったので
    例えば拓郎を弾き語って
    「若いのによく知ってるねー」
    なんて言われる環境がなかったのだ。

    でも私が中学高校時代、夢中でやってたのは
    同世代の人が知らない歌が殆どだったのだ。

    それでね、ふとね、
    「私が親元離れて寄宿舎で修行していたのはカトリックの神父になるためじゃなく、フォーク酒場のマスターになるためだったのだ!」
    と気づいたのだ。

    実際、高校2年生の二学期から、このフォークソングの集まりは引退しなきゃいけない。
    大神学校の受験勉強のために。
    私が不本意ながら寄宿舎を追い出されたのがこの直前だったし。

    何を言いたいかと言うと、
    「私は『フォーク酒場マスター養成所』出身なので、若いけどみなさんの歌知ってますよ」
    ってことなのである。


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